HDD(SSDまたはハイブリッドHDD)の取り外しと交換 REP0041090 [版数]001

*最短作業時間:25分(テスト時間含まず)
warning.gif 装置の電源を切断し、ACアダプタ、バッテリ、接続ケーブルを抜いてから作業を行うこと。

caution.gif 筐体のエッジ部分、突起物に注意して作業を行うこと。

caution.gif @ツメがかかっている箇所は、事前に確認すること。Aカバー等を傷つけないよう、作業前に指輪や時計などは外しておく。また、作業スペースにエアキャップを敷くなど配慮すること。Bケーブルを外す時はコネクタを持ち、FPC/FFCを外す時はコネクタロックを解除してから抜くこと。引っ張って抜くことの無いよう注意する。


注)
ハードディスク(SSD)保守時の注意事項
ハードディスク(SSD)内のユーザ情報の機密保護、ウィルス感染防止を目的として、ディスクの交換作業にあたっては、以下の点を厳守すること。
(1)交換するディスクドライブは必ず保守部品を払い出して使用すること。
(2)静電気によるダメージを受けないように安全な環境下で、取り扱いを行うこと。特に、静電気防止用バックから取り出した後の静電気対策を必ず行うこと。
(3)分解・組立時には、ACコンセントを抜いて作業をすること。(活性保守対応機種は除く)
(4)シールドバックは導電性であり、通電中のHDD(SSD)をシールドバックの上に置くとHDD(SSD)を破損させる危険がある。
(5)HDD(SSD)を移動する時は、静電気/振動/衝撃等に注意すること。
(6)HDD(SSD)コネクタ脱着の際には、大きな衝撃を加えないように注意すること。
(7)電源切断しても、慣性で回り続けているので、円盤が回り続けている約15秒は、ケーブルの脱着/HDDの移動を避けること。
(8)ホスト側のインターフェイス信号が、完全に0Vになってから、コネクタの抜き差しを行うこと。
(9)分解・組立時、静電気や衝撃/振動に注意すること。
(10)分解・組立時、HDD(SSD)のプリント板等をドライバで傷つけないように注意すること。

注)
交換作業には静電気対策として下記の工具を使用して作業を行うこと。
・リストストラップセット (保守図番 CWZ8141A)
・作業用静電マット  (保守図番 CWZ8140A)、または、クッション付き静電マット (保守図番 CWZ8153A)

注)
HDD(SSD)保守交換時のお客様データ保護について
保守交換したHDD(SSD)は、業務委託先(保守会社、物流業者)との守秘義務条項を含めた契約により安全に工場
まで搬送し、完全消去を行うことになっている。
お客様施設から当社施設への持ち帰りに際し、お客様データ保護の更なる強化のため、当社規定に則った技術的
安全対策を施す作業を現地で行うこと。
詳細はeSUPPORTホームページ−>セキュリティ−>「HDD保守交換時のお客様データ保護」を参照の事。

注)
Microsoft Office(2010以降)搭載モデルの注意事項(重要)
HDDの交換に際しての注意事項がGID編「Microsoft Office(2010以降) ライセンス認証の注意事項について」 (GID0052000)にある。作業前に必ず一読すること。

注)
HDDパスワードについて
保守部品交換後のHDD は、パスワード設定されていないため、お客様がHDDパスワードを設定されていた場合は、設定をしなおす作業を依頼すること。


<取り外し手順>


注)
交換作業の前に上記のハードディスク保守時の厳守事項を熟読してから交換作業を行うこと。
(1)装置電源を完全に落とす。 (GID0080000)
(2)バッテリを取り外す。 (REP0041000)
(3)ヒンジカバー、キーボードを取り外す。 (REP0041030)
(4)LCDユニットを取り外す。 (REP0041060)
(5)アッパーカバーを取り外す。 (REP0041070)
(6)メインボード上のODDボードケーブルコネクタのロックを解除してODDボードケーブルを外す。 (REP0041080) ※搭載時のみ
(7)HDDガイドのツメロックを外してロアカバーからHDDガイドを取り外す。(図1)
(8)HDD(またはSSDまたはハイブリッドHDD)をスライドしてメインボードのHDDコネクタから外し、装置本体から取り外す。(図2)
(9)HDDを交換する場合は、HDDからHDD固定用ゴムを取り外す。(図3)
(10)SSDまたはハイブリッドHDDを交換する場合は、SSDまたはハイブリッドHDDからHDDケースを取り外す。

図1:※図例はODDボードを取り外した状態
../EXTERNAL/r1090-01.jpg

図2:※図例はODDボードを取り外した状態
../EXTERNAL/r1090-02.jpg

図3:※図例は実物と一部異なる
../EXTERNAL/r1090-03.jpg


<取り付け手順>

(1)HDDを交換した場合は、HDDにHDD固定用ゴムを取り付ける。

注)
HDD固定ゴムは二種類あり、装着部位により異なる。何も付いていないHDD固定ゴムはコネクタ側に、追加の大型ゴムが貼られているHDD固定ゴムはコネクタのない側に取り付けること。また、装置底面側にスペーサーの貼られている面が向くように方向を間違えないよう注意すること。(図4)
(2)SSDまたはハイブリッドHDDを交換した場合は、SSDまたはハイブリッドHDDにHDDケースを取り付ける。

注)
各ケースは媒体に対してシート面を上側に、シートの切り欠きをコネクタ側になるよう取り付けること。(図5)
(3)HDD(またはSSDまたはハイブリッドHDD)を装置本体に取り付け、メインボードのHDDコネクタ側にスライドしてHDDコネクタに差し込む。
(4)HDDガイドをロアカバーに取り付け、HDDを固定する。

注)
HDDガイドのツメロックがロアカバーに正しくかかっていることを確認すること。
(5)メインボード上のODDボードケーブルコネクタにODDボードケーブルを取り付け、コネクタロックをかけ固定する。 (REP0041080)  ※搭載時のみ
(6)アッパーカバーを取り付ける。 (REP0041070)
(7)LCDユニットを取り付ける。 (REP0041060)
(8)ヒンジカバー、キーボードを取り付ける。 (REP0041030)
(9)バッテリを取り付ける。 (REP0041000)

図4:※HDD固定ゴムについて
../EXTERNAL/r1090-04.jpg

図5:HDDケース
../EXTERNAL/r1090-05.jpg


注)
交換した部品が正常動作するか、また、装置全体に問題がないかを保守プログラムEVTで動作確認を行うこと。また、取り付けの緩み・ガタがないかを確認する。



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