CMOS-RAMクリア手順 REP0049000 [版数]001

*最短作業時間:5分(テスト時間含まず)
warning.gif 装置の電源を切断し、ACアダプタ、バッテリ、接続ケーブルを抜いてから作業を行うこと。

caution.gif 筐体のエッジ部分、突起物に注意して作業を行うこと。

caution.gif @ツメがかかっている箇所は、事前に確認すること。Aカバー等を傷つけないよう、作業前に指輪や時計などは外しておく。また、作業スペースにエアキャップを敷くなど配慮すること。Bケーブルを外す時はコネクタを持ち、FPC/FFCを外す時はコネクタロックを解除してから抜くこと。引っ張って抜くことの無いよう注意する。



CMOS-RAMクリア手順


注)
起動パスワードクリアについて(重要)
お客様がパスワードを忘却された場合、BIOSのCMOSクリアでも消去できない。(セキュリティ強化のため)そのため、メインボード交換による通常修理となる。(無償保証期間中でも有償修理扱いとなる)
また、HDDパスワードを忘却された場合も同様にHDD交換による通常修理となる。(無償保証期間中でも有償修理扱いとなる)

注)
CMOS-RAMクリア作業を行う前に
・この作業を行うとBIOSの設定情報が工場出荷時に戻る。
・作業の前に、保守プログラムEVTにてCMOS情報および装置ID情報を退避し、作業後、復元作業を行うこと。

(1)保守プログラムEVTによりCMOS情報および装置ID情報を退避する(FMV/CELSIUSシリーズEVT使用手引書、もしくは、FMV/CELSIUSシリーズEVTW(診断プログラム)使用手引書を参照すること)。保守プログラムによる情報の退避が困難な場合は、設定情報を手書きで記録しておくこと(BIOSチェックシート (REF0068000)を利用)。
(2)装置電源を完全に落とす。 (GID0080000)
(3)バッテリを取り外す。 (REP0041000)
(4)DIMMカバーを取り外す。 (REP0041020)
(5)メモリスロット付近にある端子(「CL」とシルク印刷あり)の位置を確認する。(図1)
(6)端子(CL)と隣のアース端子を約10秒間ショートさせる。
(7)DIMMカバーを取り付ける。 (REP0041020)
(8)バッテリを取り付ける。 (REP0041000)
(9)組み立て終了後BIOSセットアップを起動しシステム日付・時刻の修正を行い、保守プログラムEVTまたは手作業にてCMOS情報および装置ID情報を復元する。

図1:
../EXTERNAL/r9000-01.jpg



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