EVTE(診断プログラム)について TST0010000 [版数]001

本装置にはEVTE(診断プログラム)がBIOSに搭載されている。FMV/CELSIUSシリーズの各種機能の動作確認を行う診断プログラムであり、装置やOSが立ち上がらない障害に対する障害要因の切り分け、及びCE保守支援に用いることを想定している。


機能概要

診断機能
(1) モニタ診断
(2) CPU診断
(3) メモリ診断
(4) HDD診断

ここで(1)〜(4)の全ての診断は、ハードウェア機能の正常性を確認するものである。


実行方法

1.電源投入およびプログラム起動
<F12>キーを押したまま診断装置の電源を投入し、ビープ音が鳴ったら<F12>キーを離すと起動メニューが表示される。起動メニュー表示後、<TAB>キーを押下してアプリケーションメニューに切り替え、この中の<診断プログラム>を選択する。

図1:起動メニュー画面(<F12>キー押下後)
../EXTERNAL/t1000-01.jpg

図2:アプリケーションメニュー画面(<F12>キー→<TAB>キー押下後)
../EXTERNAL/t1000-02.jpg
2.診断実行
EVTE(診断プログラム)の初期画面が表示される。診断を実行する場合は【Y】キーを、実行しないで電源を切る場合は【N】キーを押す。

図3:EVTE(診断プログラム) 初期画面
../EXTERNAL/t1000-03.jpg

診断実行中は診断の進捗状況が進捗バーで表示される。上段の進捗バーが診断全体の進捗を表示し、下段の進捗バーが各診断の進捗を表示する。全ての診断が実行されると、進捗バーは右端に達する。診断を中断する場合は【ESC】キーを押す。

図4:診断実行中画面
../EXTERNAL/t1000-04.jpg
3.診断終了
診断が終了すると以下の診断結果(正常/異常)が表示される。(診断結果の表示前に、一度、システムの
再起動が自動的に入る場合もある)
EVTE(診断プログラム)が正常に診断終了した場合、引き続き詳細診断の起動確認メッセージが表示される。何かキーを押すと詳細診断の起動に移る。

図5:正常終了時
../EXTERNAL/t1000-05.jpg

EVTE(診断プログラム)が異常を検出して診断終了した場合、エラーコード(EXXX-Y-ZZZZ)とエラーを検出した箇所 (DDD:CPU/メモリ/ハードディスク)が表示される。【Y】キーを押すと電源が切断される。

図6:異常終了時
../EXTERNAL/t1000-06.jpg


エラーコード概要

診断が異常終了した場合、エラーコード:EXXX-Y-ZZZZより被疑箇所を推測する事が出来る。
エラーコード
(最上位3桁)
診断名
(初期画面表示名称)
障害被疑箇所
E001-Y-ZZZZ
モニタ診断
モニタ
E101-Y-ZZZZ
CPU診断
CPU(メインボード)
E102-Y-ZZZZ
メモリ診断
MEMORY
E104-Y-ZZZZ
HDD診断
HDD


備考)
EVTE(診断プログラム)に関する詳細手順、エラーコード詳細については「FMV/CELSIUSシリーズEVTE(診断プログラム)使用手引書」を参照すること。



All Rights Reserved, Copyright © FUJITSU LIMITED. 2013