EVTW(富士通ハードウェア診断ツール)は、FMV/CELSIUSシリーズの各種機能の動作確認を行う診断プログラムであり、装置やOSが立ち上がらない障害に対する障害要因の切り分け、及びCE保守支援に用いることを想定している。
本プログラムは、「トラブル解決ナビ」配下の1アプリケーションとして登録されており、「トラブル解決ナビ」のメニューから起動する。
なお、「トラブル解決ナビ」の動作モードには「ユーザーモード」と「CEモード」があり、本プログラムの起動を行うには「CEモード」での起動(Windows-PEへのログインの際に、CEユーザとしてログイン)が必要である。
1.トラブル解決ナビ(CEモード)の起動
(1) <F12>キーを押したまま診断装置の電源を投入し、ビープ音が鳴ったら<F12>キーを離すと起動メニューが表示される。起動メニュー表示後、<TAB>キーを押下してアプリケーションメニューに切り替え、この中の<トラブル解決ナビ>を選択する。
起動メニュー画面(<F12>キー押下起動後)
アプリケーションメニュー画面(起動メニュー→<TAB>キー押下後)
(2)画面の背景が黒(黒地に白文字でFujitsu表記)から白(白地にグレー文字でFujitsu表記)に変わったタイミングで[Ctrl]キーを押下し、画面左上にCE Modeと表示されるまで押し続ける。画面左上にCE Modeと表示されたら[Ctrl]キーを放す。
起動中画面1(黒)
起動中画面2(黒→白に変化後<Ctrl>キー押下、左上にCE Mode表示)
(3)トラブル解決ナビを起動している旨のメッセージが表示された後、CEモードのパスワード入力画面が表示されるので、CEモード用のパスワード(fujitsucepw)を入力すると、CEモードで「トラブル解決ナビ」のメニューが表示される。
起動中画面3(トラブル解決ナビ起動中)
CEモード パスワード入力画面
2.EVTW(富士通ハードウェア診断ツール)の起動
「トラブル解決ナビ」のメニューから、[診断ツール]>[EVTW]のアイコンを選んで起動すると、EVTWがCEモードで起動される。なお、ユーザーモードで起動された場合、「ユーティリティ」の診断メニュー(タブ)は表示されず、左上に表示されるプログラム名称は「富士通ハードウェア診断ツール」となる。
トラブル解決ナビ メニュー画面(CEモード起動時)
診断ツール 画面
EVTW メイン画面(CEモード起動時)
3.診断実行
実行したい診断/ユーティリティを選択した後、メイン画面の[実行]ボタンをクリックすると診断/ユーティリティが開始される。
備考) |
各診断のオプション指定について
診断アイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択することで各診断が持っているオプション指定画面が表示される。なお、オプションを持たない診断では右クリックしても「プロパティ」は表示されない。
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4.EVTW(富士通ハードウェア診断ツール)の終了
メイン画面の[終了]ボタンをクリックしてEVTW(富士通ハードウェア診断ツール)を終了させる。
備考) |
EVTW(富士通ハードウェア診断ツール)に関する詳細手順、エラーコード詳細については「FMV/CELSIUSシリーズEVTW使用手引書」を参照すること。
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